1.基本的に必要な物
1.ケース 2.マット 3.霧吹き 4.餌皿 5.木の破片(木の皮、木の葉等) 6.コンビニ袋 |
1.飼育ケースに少し多めにマットを入れます。この時、マットの上から蓋の部分までクワガタが届かない程度のスペースを空けます。 2.次にマットに「マットを触ると湿り気が感じられる程度」に霧吹きで水をかけて混ぜます。 3.マットの上に餌皿、木の破片(木の皮、木の葉等)を置きます。 4.最後に、コンビニ袋をケースより少し大きめに切り、爪楊枝で穴を20箇所を開け、それをケースにかぶせながら蓋をします。 補足 1.マットは厚くした方がいいのですが、メスは蓋をカジって脱走しますので、マットから蓋まで7、8cmの距離を空けます。 2.乾いたマットに霧吹きをかけた場合、霧吹きがかかる表面しか湿らないのでこうします。 3.餌皿は、オスメスが同時に餌が食べれるように2つ穴がある物を使います。木の破片は、クワガタがひっくり返った時起きる時の足場になります。これが無いと、クワガタはひっくり返ったままもがき、そのまま死んでしまいますので忘れずに入れておきましょう。 4.保湿のためにケースと蓋の間にコンビニ袋を切った物を挟みます。サランラップなどでもOKです。。穴の数は、少なすぎるとクワガタが窒息死しますので多めに開けます。また、プラスチックでできた専用の物も市販されています。紙製の物はマットの乾燥が早いので、使わない方がいいでしょう。 |
2.冬場の飼育の注意点
1.クワガタはなるべく触らない。 2.気温が氷点下になる所で飼育しない。 3.いざという時のためにゼリーを入れて置く。 4.転倒していないか時々様子を見る。 5.ゼリーのカップにクワガタの顎が刺さってないか様子を見る。 6.乾燥に気をつける。 |
補足 1.クワガタの越冬中はクワガタの体力消耗を避けるため、余程のことが無いかぎりそっとしておきます。 2.室内で飼うぶんにはほとんど問題ありません。。 3.冬場でも暖かい日はクワガタはマットから出てきて餌を食べます。そういった時のために、ゼリーを欠かさず入れておきます。春先、越冬からクワガタが目覚める時は重要で、餌を用意しておかないとクワガタが餓死します。越冬中よりも、この時の方が重要だと思います。 4.通常の飼育でもそうですが、特に冬場は致命的になる可能性が高くなります。ただし、大き目の樹皮や木片をまんべんなく入れている場合は、それ程気にする事ではありません。 5.冬場だけに限らずゼリーの中身が少ない時に、偶にオスの顎がカップを突き抜けて抜けなくなってしまう事があります。特に冬場は致命的になる可能性が高くなります。(下の写真参照)この場合「ペコンパコ」と音がしますので、何か異音がクワガタのケースから聞こえてくるとケースを調べるようにすれば気がつきます。 6.カラカラに乾いたマットだと、越冬中にクワガタは乾燥死してしまいますので、マットへの加湿は欠かさず行います。たた、蓋の間にコンビニ袋を挟んでいる場合は、簡単に乾燥することはありません。しかし、冬場は乾燥と餌切れを、定期的に確認するようにしましょう。 |
下の様に、ゼリーの蓋を十字に切って与えれば、ゼリーのもちがよくなります。 ![]() |
3.越冬中のオオクワガタ
越冬中のオオクワガタは通常、下の写真の様にじっとしていて触覚だけが微妙に動いてます。また、振動や霧吹きの水がかかるとそれに反応して少し動いたりします。 クワガタが生きているのかどうしても気になるなら上記の方法で確認できます。 個人的には少しぐらいなら構わないと思いますが、そっとしておくのが1番いいのは言うまでもありません。 ![]() ![]() |
最後に。
私は、オオクワガタしか飼っていないので他のクワガタの事はよく解らないのですが、オオクワガタはクワガタの中でも飼育が簡単だと言われています。また、「越冬は湿度に気をつければ簡単だ。」と言う人もいます。ただし、そういった人は、やってはいけない事を十分知りつつ、そういった事を言っているという事は忘れてはいけない事だと思います。 |